某中堅ゼネコンを会社都合の解雇で急に職を失いましたが、失業保険がすぐに出ましたので
気持ちには少し余裕がありました。
次に向けて職安に通い求人情報を閲覧しておりましたが、ピンとくる求人が無く就活は
滞っていました。
そこで目にしたのが新聞の求人広告でした。
某大手住宅機器メーカーのショールーム勤務の求人でした。
前職で建築会社の現場事務所で勤務しましたので、建築関係の仕事もいいかなぁとの
軽い考えが浮かびました。
これまで事務職しか経験しておらず接客業の経験はありませんでしたが、取り敢えず
履歴書を送付しました。
しばらくして一次試験の筆記と面接の案内が届き、試験を受けました。
後日に再度面接の案内があり、運良く採用して頂きました。
…で、余談ですが役員面接の際に通された応接室の光景が印象的で…
その会社は福岡空港近くのビルでしたので、飛行機の離発着が窓からの眺めで見えており、
面接中も頻繁に飛行機が行き来していました。
そして視界の端にずっと動かない飛行機があり…。
実は面接を受ける少し前に大きな飛行機事故があり、空を飛び交う機体と破損した事故機を
同時に目にしながら受けた面接でした。
今想えば、その会社に勤めていた頃の自分を暗示するかのような光景でした。